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JGN
辞書:通信用語の基礎知識 通信団体編 (CYORG)
読み:ジェイジーエン
外語:JGN: Japan Gigabit Network
品詞:名詞

情報通信研究機構(NICT)が運用する、日本の研究用ネットワーク。第1世代からはじまり、現在は第4世代が稼働中である。

目次
概要

旧郵政省(現在の総務省)が光ファイバー社会の早期実現を加速することを目的とし、郵政省所管の通信・放送機構(TAO)(現在の独立行政法人 情報通信研究機構(NICT))が運用を開始したネットワークのバックボーンである。

最初のJGNは、1998(平成10)年度補正予算により超高速光ファイバー回線(ATM)を整備し、1999(平成11)年4月から2003(平成15)年度までの5年間、広く大学・研究機関・地方自治体・企業等に研究開発用として開放された。その後、JGN2に移行している。

特徴
沿革
JGN(初代)

初代JGNのバックボーンは2.4Gbpsであり、全国に設置されたATM交換設備を結び、ここに大学や研究機関、行政機関、地方自治体、企業などが研究開発のために接続した。

当初はATMでの接続しかなかったが、2001(平成13)年10月からはIPv6に対応した。IPv4には最後まで対応しなかった。

また2002(平成14)年1月には将来の長距離伝送技術の研究開発のため最大約35荳kmの長距離・大容量ネットワークが構築されている。

JGN2

JGN2(JGNIIとも表現される)では、米国、タイ、シンガポールへの国際回線が整備され運用された。

米国回線はStarLight経由、タイ回線はThaiSarn経由、シンガポール回線はSingAREN経由で行なわれ、この回線を利用した様々な国際共同研究が行なわれた。

JGN2plus

JGN2plusネットワークは、一気にインターネット的なネットワークになっている。

L2スイッチやMPLSルーターで接続される。アクセスポイントは全国59ヶ所に設置され、拠点を結ぶバックボーン速度は1Gbps〜最大20Gbps、その他の区間は100MbpsのEthernetでだった。

国際回線は、JGN2が3つだったものに、南鮮と香港の二つが追加され、5つとなった。また、対タイ、対シンガポールも帯域が増え、高速化された。

JGN-X (JGN eXtreme)

2011(平成23)年4月から運用を開始し、これを著している時点でも現役のネットワーク。

これまでの研究成果を踏まえ、実利用に近い広域ネットワーク構成を目指したとしている。

リンク
関連するリンク
http://www.jgn.nict.go.jp/
関連する用語
IMnet
SINET

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