ISO/IEC 8859-15
読み:アイエスオウ-アイイースィー-はちはちごーきゅう-じゅうご
外語:ISO/IEC 8859-15

 ISOによって規定された文字集合の規格ISO/IEC 8859のうち15番目の仕様。この仕様はLatin-9とも呼ばれ、西欧言語に対応した。
 CHARSET_NAME(CCS名)は「ISO-8859-15」である。
目次

概要
 既にASCIIに代わる標準となったISO/IEC 8859-1(Latin-1)の後継となる仕様である。
 ISO/IEC 8859-1(Latin-1)では完全に対応出来無かったフィンランド語やフランス語に完全対応し、通貨記号としてユーロEURを追加した。

仕様

沿革

他のISO登録状況
 ISO-IR 203として登録されている。
 ISO-IR 203のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。

ISO/IEC 8859-15文字セット
 上位4ビット
2/103/114/125/136/147/15
0NBSP°A`DDa`dd
1!±A'N~a'n~
2¢2A^O`a^o`
3£3A~O'a~o'
4EURO^o^
5\μA゚O~a゚o~
6S^AEae
7§C,×c,÷
8s^E`Oe`o
9(C)1E'U`e'u`
10E^U'e^u'
11U^u^
12OEI`i`
13SHYoeI'Y'i'y'
14I^i^
15β
 ISO/IEC 8859-1との差は、次の8字である。
 これにより、次の8字(〓、〓、¨、'、〓、1/4、1/2、3/4)は削除された。
 主要な0xc0〜0xffは変更されていないため、従来の8859-1の文書や実装で、0xa0〜0xbfの特殊な記号を使っていないものは、ほぼ無変更で移行可能である。

対応する言語

完全対応
 ISO/IEC 8859-15が公式ないし事実上、対応できる言語は以下のとおり。配列順序は日本語名の50音順による。括弧内はISO 639で規定される2文字の言語コードである。

新規対応したもの
 ISO/IEC 8859-1で対応できずISO/IEC 8859-15で対応した言語(他のシリーズで既に対応しているものも含む)は次の通り。

ほぼ対応
 一部文字が不足するため、完全対応になっていない言語は次の通り。

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