ISATAP
読み:アイサタップ
外語:ISATAP: Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol
IPトンネリング
の一つで、
IPv4ネットワーク
経由でカプセル化された
IPv6パケット
を転送する、IPv4‐IPv6移行技術の一つ。
NAT Traversal
であることを特徴とする。
RFC 5214
で規定されている。
目次
概要
特徴
ISATAPアドレス
ISATAPルーター
概要
ISATAPルーターをIPv4/IPv6双方が到達可能な場所に設置し、このルーター経由で送受信する。
使用するIPv4アドレスは
プライベートIPアドレス
でもよく、NAT配下でも機能を利用することが出来る。
特徴
ISATAPアドレス
IPv6アドレスの下位64ビットは、次のように作られる。
::5efe:IPV4ADDR
これはEUI-64形式のアドレスで、IANAの持つ
OUI
(00-00-5E)に、0xfeを付け、その後にIPv4アドレスを繋げる形式を取ったものである。
これだけでリンクローカル内では一意になるため、ISATAPルーターから通知されたプリフィックス(上位64ビット)を加えて、
リンクローカルアドレス
を作ることも
集約可能グローバルユニキャストアドレス
を作ることもできる。
ISATAPルーター
外部のIPv6ホストと通信するためには、ISATAPルーターと呼ばれるリレールーターを経由せねばならない。
ノードはIPv6データグラムをIPv4にカプセル化してリレールーター宛に送出する。
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