IEEE 1284
読み:アイトリプルイー-いちにーはちよん
外語:IEEE 1284

 高速なパラレルインターフェイス規格。元々はプリンター専用の低速な出力専用ポートであったプリンターポートを改良し、高速な双方向通信を実現した。
目次

概要
 二つの仕様が作られ対立したため、その両者が仕様化された。
 具体的には次の5つの動作モードが存在する。
 ECPとEPPは、物理層の規定だけでなく、その上位のプロトコルも合わせて規定されている。
 発表以降のPC/AT互換機には標準で搭載されている。NEC PC-9800シリーズでも一部の機種で利用可能である。
 具体的にはZipやMOドライブなどを接続して利用できるほか、パソコン同士を接続して通信に使うこともできる。

特徴

状況
 発表以降のPC/AT互換機には標準で搭載され、PC-9800シリーズでも一部の機種で利用可能だった。
 当時は対応するZipドライブやMOドライブなどがあり、またパソコン同士を接続して通信にも使われていた。
 しかし2000(平成12)年4月にUSB 2.0が登場以降、プリンターの接続はUSBに取って代わられたためIEEE 1284はプリンター端子と共に一気に廃れており、今となっては非常に古いプリンターにわずかに見られる程度となっている。

ピン配列
 コネクターは3種類が規定されている。

PC/AT互換機用D-sub 25ピン Type A
長辺短辺
番号機能番号機能
1 ̄(STROBE)14 ̄(AUTO FEED) (自動紙送り)
2D0 (LSB)15 ̄(ERROR) (エラー)
3D116 ̄(INIT) (初期化)
4D217 ̄(SELECT IN) (選択)
5D318GND
6D419GND
7D520GND
8D621GND
9D7 (MSB)22GND
10 ̄(ACK)23GND
11BUSY24GND
12PAPER END (紙切れ)25GND
13SELECT (選択) 

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