HUB
読み:ハブ
外語:HUB
スター型接続
の
ネットワーク
で用いられる、集中結線装置のこと。
目次
概要
特徴
分類
リピーターHUB
スイッチングHUB
接続
概要
HUBは
英語
で「中心」という意味がある。その名の通り、この装置を中心として
10BASE-T
などの
UTP
ケーブル同士や、USBの機器同士の接続を行なう。
HUBは、ネットワークを広げるために使われる装置である。
特徴
分類
HUBは信号の出力の方法でいくつか分類でき、大きくは次の二種類に分けられる。
リピーターHUB
(ダムHUB)
スイッチングHUB
リピーターHUB
最も単純なHUBが、パッシブ型や
リピーターHUB
(ダムHUB)と呼ばれるものである。
これは、受け取った信号をそのまま接続されている全ポートに出力する。HUBは安価になるが、信号の衝突やロスが生じるため効率が犠牲になる。
これに加えてデータのフィルタリングなどの機能を追加したものをアクティブ型と呼ぶ。管理機能などが付いたものはインテリジェント型と呼ばれる。
スイッチングHUB
受け取ったパケットやフレームデータのヘッダーを逐次解析し、接続すべきポートを割り出し、物理的に1対1で接続するように切り替える交換機が内蔵されたHUBのこと。
信号の衝突やロスが生じないが、その分高価になる。
接続
HUB同士は
クロスケーブル
を使って接続することが可能だが、HUBを通過するたびに信号に遅延が生じるという問題がある。
そのため
Ethernet
のHUBでは最大数が制限されている(
10BASE-T
なら4段、100BASE-TXなら2段程度で例外あり)。
しかしネットワークの規模が大きくなると拡張に制限が出来てしまうため、HUB自体の拡張機能としてポート数を追加する増設用の専用ポートが用意されることがある。これはHUB内の専用バスなので、増設したHUBは、全てまとめて1台のHUBとして機能する。このようなタイプを
スタッカブルHUB
(Stackable Hub)と呼ぶ。
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