HICAP
読み:ハイキャップ
外語:HICAP: High Capacity
NTT
が開発したアナログ
携帯電話
システム。正式名称は「大容量方式」で、それを英単語にしただけの通称「HICAP」が事実上の正式名称として通用している。
いわゆる
1G
に相当する通信方式である。
目次
概要
仕様
歴史
サービスイン
周波数転用
廃止
概要
NTT大都市方式
の改良版で、主な変更点としては
搬送波
間隔を25kHzから12.5kHzに変更することで収容数を増加させたことがあげられる。
800MHz帯
で使用され、
NTTドコモ
と
IDO
(現在の
au
by
KDDI
)が採用した日本の独自仕様である。
仕様
周波数
帯 ‐
800MHz帯
多重化方式 ‐
FDMA
搬送波
間隔 ‐ 12.5kHz(6.25kHzインターリーブ)
変調
方式
音声 ‐
FM
制御 ‐
FSK
出力 ‐ 最大0.6W
歴史
サービスイン
1988(昭和63)年よりNTT大都市方式を置き換える形でサービスが開始されている。同年、IDOも同形式でサービス開始。
周波数転用
NTTドコモの
PDC
用周波数の不足が深刻になってきてから、当時の
郵政省
(現在の総務省)はNTTドコモのHICAPに割り当てられている周波数の一部をPDCに振り分けている。
x201シリーズ
から、HICAP周波数も使えるようになっている。
廃止
NTTドコモ、IDO共に1999(平成11)年3月末にサービスを廃止。
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