ゴースト除去基準信号。地上アナログテレビジョン放送で、画質向上のために放送信号内に挿入されていた基準信号。

目次 概要 特徴

概要

日本でのGCR信号は、垂直帰線消去期間(VBI)の18H(281H)に重畳していた。

うちフィールド1(18H)はゴースト除去基準波形(GCR)、フィールド2(281H)はペデスタル波形(PED)で、この波形8フィールド(4フレーム)分を1セットとして用いていた。

特徴

アナログ放送のゴーストは、反射波などによる遅延によって発生していた。

GCR信号がない場合は遅延した放送波を判別できないが、GCR信号があれば元の信号と遅延した信号の区別を概ね付けることができ、遅延した信号を打ち消すよう加工することによって、ある程度ゴーストを軽減することが可能だった。

リンク

用語の所属
垂直帰線消去期間

[再検索] [戻る]