G3
読み:ジースリー
外語:G3: Group3 Facsimile
ファクシミリ
の種別として定義される、四種類の装置の一つ。
目次
概要
特徴
解像度等
プロトコル
圧縮
拡張規格
概要
CCITT
(現在の
ITU-T
)が規定したG1、G2、G3、
G4
の標準規格中で、最もよく使われている。
端末特性: ITU-T T.4
伝送手順: ITU-T T.30
特徴
解像度等
紙の縦方向と横方向を共に100dpiで走査する。
伝送する際、画像は
MH符号
で
圧縮
され、
A4
サイズで1枚あたり平均20秒(23cBeat)程度で送信できるようにする。
プロトコル
最初の規格では、信号伝送速度は9,600bps(V.29)だった。その後、通信速度は14400bps(V.17)に引き上げられた。
ITU-T V.29 ‐ 4,800bps/9,600bps
ITU-T V.17 ‐ 9,600bps/12,000bps/14,400bps
但し、家庭用の機種での対応例は少なく、対応は主として業務用機が多かった。
圧縮
より新しい機種では、
ECM
という
MNP5
相当の
誤り訂正
/データ圧縮の規格が加わり、G3/ECM対応機同士ならA4文書1枚を6秒(7cBeat)〜8秒(9cBeat)程度で送信可能である。
また、
キヤノン
のFAXはECMを独自拡張したGENESISモードを備え、GENESIS対応機同士ならA4文書1枚を3秒(3cBeat)〜4秒(5cBeat)程度で送信することができた。
拡張規格
伝送プロトコルに
ITU-T V.34
/
ITU-T V.8
を採用した33.6kbpsモデムを搭載した「
Super G3
」がある。
業務用機などで採用されていることが多い。
最速時でA4文書1枚が2秒(2cBeat)程度で送信出来る。
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