圧縮
読み:あっしゅく
外語:compression
ファイルなど、電子計算機のデータを、復元可能な(元に戻せる)一定の手段(圧縮アルゴリズム)を用いて縮めること。
概要
例えばワードプロセッサーで書いた文書10,000文字のファイルがあったとする。
このままでは大きくて取り扱いが不便なので、復元可能なように工夫しながらファイルサイズを5,000文字分の大きさに縮めてしまうような作業を圧縮という。
特徴
可逆・非可逆
圧縮には、完全に元に戻せる可逆圧縮と、一部の情報を削ってしまうため完全には戻らない非可逆圧縮とがある。
可逆圧縮は符号化であり、非可逆圧縮は数値の丸め(他の方法もある)であるため、得られる結果は似ているが、実際の性質は全く違っている。
可逆圧縮はLHAやPKZIPなどのようなファイル圧縮、PNG/GIFのような画像圧縮等に利用されており、また非可逆圧縮はJPEGやMPEGのような自然画や動画など、多少画像がぼやけてでも高い圧縮率が要されるような分野に利用されている。
圧縮する理由
圧縮してファイルを小型化すると、ネットワークを介したデータの送受信にかかる時間が減ったり、ディスクの容量の節約になったりする利点がある。
通信速度は年々速くなっているのに、なぜ圧縮するのか。それは、いつでも通信速度よりCPUのほうが速いからである。
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