G3 (ISO 2022)
読み:ジーさん
外語:G3
ISO/IEC 2022の「バッファー」の一つ。
概要
ISO/IEC 2022で、文字集合を指示(designate)する場所である。
そして、必要に応じて、このバッファーを図形文字表(GLまたはGR)に呼出(invoke)して使う。
特徴
由来
ISO/IEC 2022は、文字集合→バッファー→図形文字表、という三段階で符号を切り替えるメカニズムとなっており、G3は四つあるバッファーの一つである。
このような面倒な機構を導入せざるを得なかった理由は、効率化と共に、ASCIIとの完全な互換性を維持するためだった。
G0とG1は最初の版「ISO 2022:1973」から既に存在したが、これでは不足したため、第二版「ISO 2022:1982」から追加された。
機構
通常は、必要に応じて1字ずつ、SS(Single Shift)でGRに呼出(invoke)して使うが、LS(Locking Shift)で固定的に呼出することも可能。
より具体的には、次のような符号を使う。
- LS3 (G3をGLに呼び出す) (1/11 6/15、ESC o)
- LS3R (G3をGRに呼び出す) (1/11 7/12、ESC |)
- SS3 (次の1文字だけG3をGL/GRに呼び出す) (8/15または1/11 4/15)
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