G1
読み:ジーいち
外語:G1
ISO/IEC 2022の「バッファー」の一つ。
概要
ISO/IEC 2022で、文字集合を指示(designate)する場所である。
そして、必要に応じて、このバッファーを図形文字表(GLまたはGR)に呼出(invoke)して使う。
特徴
由来
ISO/IEC 2022は、文字集合→バッファー→図形文字表、という三段階で符号を切り替えるメカニズムとなっており、G1は四つあるバッファーの一つである。
このような面倒な機構を導入せざるを得なかった理由は、効率化と共に、ASCIIとの完全な互換性を維持するためだった。
なお、G0とG1は最初の版「ISO 2022:1973」から既に存在したが、G2とG3は後から追加されている。
機構
通常はGRに呼出(invoke)して使われる。
7ビット符号であれば、SHIFT OUT(0/14)でG1を呼び出して使われ、この場合、94文字集合ならコードポイント0x21〜0x7e、96文字集合ならコードポイント0x20〜0x7fが、その文字となる。
8ビット符号であれば、94文字集合ならコードポイント0xa1〜0xfe、96文字集合ならコードポイント0xa0〜0xffが、その文字となる。
より具体的には、次のような符号を使う。
- LS1 (G1をGLに呼び出す) (0/14、いわゆるSO)
- LS1R (G1をGRに呼び出す) (1/11 7/14、ESC ~)
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