ER (JIS X 5101)
読み:イーアー
外語:ER: Equipment Ready
データ端末レディ。JIS X 5101(≒RS-232C)でデータ端末の状態を示す信号で、DTEがDCEに対して通知する。
概要
名称
「ER」はJIS規格名であり、各規格ごとに、次のように呼ばれる。
- JIS X 5101: ER
- ITU-T V.24: 108/2
- ANSI/EIA/TIA-232-E(RS-232C): CD
いくつかの俗称があり、「DTR」(Data Terminal Ready)などとも呼ばれる。
端子
各コネクター等における、該当ピン番号は次のとおり。
- 20番 ‐ DB25(D-sub 25ピン)端子 (JIS X 5101、RS-232C)
- 4番 ‐ DB9(D-sub 9ピン)端子 (EIA-574)
- 2番 ‐ RJ-45 (Cisco Systems方式)
特徴
シリアル通信規格JIS X 5101(≒RS-232C)では「データ端末レディ」とされている。
DTEが動作可能であることをDCEに知らせる信号である。
一方のER信号は、通信相手のDRと接続される必要がある。
RS-232C(JIS X 5101)系では、動作可能な場合には信号がマーク(1)になり、さもなくば信号はスペース(0)になる。
一般的なプロトコルの実装では、ERが一定時間以上スペースの場合、回線を切断する処理に移行する。
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