送信空中線系
読み:そうしんくうちゅうせんけい
いわゆるアンテナのこと。
定義
電波法施行規則に定義がある。
第一章 総則
(定義等)
第二条 電波法に基づく命令の規定の解釈に関しては、別に規定せられるもののほか、次の定義に従うものとする。
三十七 「送信空中線系」とは、送信装置の発生する高周波エネルギーを空間へ輻射する装置をいう。
特徴
アンテナ
「高周波エネルギー」とは送信電力のことで、つまり電波とほぼ等価である。
この高周波エネルギー(送信電力)を空間に送り出すことが送信アンテナ(送信空中線系)の役目である。
送信空中線系に、送信装置を組み合わせたものを送信設備という。
条件
無線設備規則 第二十条では送信空中線の型式及び構成等として、次を条件としている。
- 空中線の利得及び能率がなるべく大であること
- 整合が十分であること
- 満足な指向特性が得られること
つまり「利得大」「整合十分」「良い指向性」が、良い空中線(アンテナ)の条件である。
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