稲垣メンバー
読み:いながきメンバー

 SMAPの一員の稲垣吾郎のこと。何故か凶悪犯に思えてくる表現である。略してイナメン
目次

由来

初出
 2001(平成13)年8月24日に、稲垣吾郎(当時27歳)が道路交通法違反(駐車違反)ならびに公務執行妨害罪(更に傷害罪の余罪あり)の容疑で逮捕された時に、在京テレビ局が「稲垣吾郎メンバー」と報道したのが初出である。
 最終的に、公務執行妨害と傷害については起訴は見送られた。

騒動
 この言葉はあまりにも不自然であったため、視聴者からテレビ局への問い合わせが殺到した。
 テレビ局側の説明によると、局の放送指針に「容疑者が釈放されたときは肩書きを付けて呼ぶこと」と決められているため、SMAPのメンバーだという理由で稲垣吾郎メンバーと付けることにした(日本テレビ考査部)という。
 それなら今回は適当なものがないので「稲垣吾郎さん」とでも呼べばよさそうなものだが、一説にはジャニーズ事務所からの圧力でテレビ局が稲垣吾郎メンバーと呼ぶようになったという話も存在する。
 なお、新聞や雑誌などの活字媒体は、ほぼ全てが「容疑者」を用いた。

関連
 関連する表現に、次のようなものがある。
 テレバイダーの草〓メンバーはネタだったが、2009(平成21)年4月23日に「公然わいせつ」罪で現行犯逮捕され「草〓容疑者」と報道された。

表彰
 朝日新聞社主催の知恵蔵2002刊行記念 ワードオブザイヤー2001で、ベスト3にランクインした。
 この語は、今でも語りぐさとなっている。

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