司会者
読み:しかいしゃ

 刑法における被疑者、マスコミ用語における容疑者のこと。
目次

概要
 2004(平成16)年10月25日15:15(@302)頃、吉本興業所属のタレント、島田紳助(本名・長谷川公彦)(当時48歳)が女性社員に暴行を加えた。
 2004(平成16)年11月4日に大阪府警大淀署に傷害容疑で書類送検され「容疑者」となった。
 当然、大々的に報道されるが、この時に在京テレビ局が「島田司会者」や「島田紳助司会者」と報道したのが初出である。但し、日本テレビは「タレント島田紳助さん」 、フジテレビのみ「島田紳助容疑者」、NHKが最も意味不明で「吉本興業の島田紳助所属タレント」とした

特徴

方針など
 かつて、ジャニーズ事務所の「稲垣メンバー」という呼び方で世間の顰蹙を買ったが、この悪しき前例を髣髴とさせたこの報道に、視聴者は「またか」の声を上げた。
 この言葉はあまりにも不自然であったため、視聴者からテレビ局への問い合わせが殺到した。テレビ局側の説明によると、局の放送指針に「書類送検については、匿名か肩書きで呼ぶこと」と決められているため、違和感があることは否めないが、この表現に従った(要約)(TBS・毎日放送・JNN系列)という。
 対して、フジテレビ・関西テレビ・FNN系列は、逮捕されなかったのは逃亡や証拠隠滅の恐れがなかったためであり本人も犯行を認めているため、関西テレビとフジテレビの社会デスクで話し合った結果「容疑者」と呼ぶことにした、としている。
 新聞各紙は島田紳助容疑者と書いた。スポーツ新聞は元々芸能人を呼び捨てるのが通例だったので、そのまま島田紳助と呼び捨てしていた。

メンバーから容疑者まで
 この用語、送検前から2ちゃんねるなどで、紳助が逮捕されたらマスコミは何と呼ぶだろう?といった笑い話の中で、稲垣吾郎が稲垣メンバーなら紳助は島田司会者だろう、いやいや島田タレントかもしれない、といったネタ話として出ていたものである。
 ここから採用した訳では無かろうが、この程度の雑談と同レベルのことを本当にやってしまったことは事実である。

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