地理的名称トップレベルドメイン
読み:ちりてきめいしょうトップレベルドメイン

 gTLDのうち、地理的名称をトップレベルとした新gTLDコミュニティTLDに分類される。地理的名称TLD、地名TLD、地域名TLD。
目次

概要
 2013(平成25)年以降に導入開始された「新gTLD」のうち、国よりも更に規模の小さな「地名」をTLDとするgTLD。
 ドメイン名の登録を管理するのは民間企業であるレジストリの業務だが、その特徴から、地理的名称をアルファベットで用いるためには地方公共団体の「支持」が必要である(漢字の場合は一般名称TLDとして支持無しで申請可能)。

特徴

申請
 ICANNへの申請の際に、次のようにしたドメイン名が、地理的名称TLDとなる。
 21(a). Is the application for a geographic name?
 Yes

費用等
 地理的名称TLDは、申請1件につき、ICANNに対し審査手数料18.5万ドル(約1,500万円)、運用経費2.5万ドル/年、年間登録更新手数料(5万ドメイン以上ある場合は1ドメインあたり25セント)などが必要となる。
 現在の日本では、都道府県および政令指定都市を地名TLDにするべく、GMOドメインレジストリが暗躍している。

呼称
 現時点では統一的な呼称はなさそうであるが、JAIPA(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会)が「地理的名称トップレベルドメイン」という呼称を用いている。
 また、GMOドメインレジストリも同じ呼称を用いていることから、この呼称がデファクトスタンダードとして普及するものと思われる。

一覧

日本
 日本では、更に次のようなドメインが計画されている(ABC順)。管理運営事業者も併記する。

海外

再検索