モジュラス11 (ISBN)
読み:モジュラスイレブン
外語:MOD 11: modulus 11
モジュラス11アルゴリズムの一つで、「モジュラス11 ウエイト10〜2」と表現される。
概要
旧ISBN、ISSNの読み取りミスを防ぐために使われるチェック用数字(チェックディジット)の算出方法として使われている。
- JIS X 0305 国際標準図書番号(ISBN)のうち旧10桁のもの
- JIS X 0306 国際標準逐次刊行物番号(ISSN)
特徴
具体的には、末尾桁を除き、その前の桁を2、更に前の桁を3、として、先頭桁は10として掛け算し、それを単純に加算した後、結果を11で割った余り(剰余)を求め、11から剰余を引いた値の11の剰余を用いる。結果が0〜9ならそのまま、10ならXとする。
例えばISBN4-88380-478-Xを例とすると、末尾Xがチェックディジットである。このXはどう求められているかというと、次のように求めているわけである。
- サム以外の桁に10〜2を掛けて加算する (10×4)+(9×8)+(8×8)+(7×3)+(6×8)+(5×0)+(4×4)+(3×7)+(2×8)→298
- 結果を11で割って余り(剰余)を求める 298÷11→27…1
- 11から剰余を引く 11-1→10
- 結果を11で割って余り(剰余)を求める 10÷11→0…10
もって、ディジットXつまり10は正当であることが求められた。
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