モジュラス11 (ISBN)
読み:モジュラスイレブン
外語:MOD 11: modulus 11

 モジュラス11アルゴリズムの一つで、「モジュラス11 ウエイト10〜2」と表現される。
目次

概要
 旧ISBNISSNの読み取りミスを防ぐために使われるチェック用数字(チェックディジット)の算出方法として使われている。

特徴
 具体的には、末尾桁を除き、その前の桁を2、更に前の桁を3、として、先頭桁は10として掛け算し、それを単純に加算した後、結果を11で割った余り(剰余)を求め、11から剰余を引いた値の11の剰余を用いる。結果が0〜9ならそのまま、10ならXとする。
 例えばISBN4-88380-478-Xを例とすると、末尾Xがチェックディジットである。このXはどう求められているかというと、次のように求めているわけである。
  1. サム以外の桁に10〜2を掛けて加算する (10×4)+(9×8)+(8×8)+(7×3)+(6×8)+(5×0)+(4×4)+(3×7)+(2×8)→298
  2. 結果を11で割って余り(剰余)を求める 298÷11→27…1
  3. 11から剰余を引く 11-1→10
  4. 結果を11で割って余り(剰余)を求める 10÷11→0…10
 もって、ディジットXつまり10は正当であることが求められた。

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