スカイメール
読み:スカイメール
外語:SkyMail
かつて
J-フォン
(後の
ソフトバンクモバイル
)が、メッセージ通信サービス「
スカイウォーカー
」で提供していたメール機能。
1997(平成9)年11月にサービスを開始した。
目次
概要
特徴
容量
セキュリティ
速達
メールアドレス
概要
互換性のため、
J-スカイウォーカー
に拡張された後も、また会社が
Vodafone
、そしてソフトバンクモバイルになってからも、利用可能である。
パケット端末からも利用可能だが、スカイメールはパケット回線ではなく、従来通り回線交換で動作する。またかつて資本関係があった
ツーカー
(現在はライバルであるKDDIに吸収合併)でも利用できる。
特徴
動作モードは2種類、J-フォン同士で交信するモードと、J-フォン以外とも交信できる電子メールモードがある。
容量
送信は半角128文字以内。但し半角⇔全角の切り換え時に半角3文字分が必要になるため、全角と半角を含めると大きく最大文字数が減る。なお、端末により、携帯電話同士の場合に限って全角が単純に半角2文字分となる場合もある。後者は、符号にシフトJISを使用していたものと思われる。
受信は、From:が半角55文字以内、本文が全角192字以内、両者の合計も全角192字以内である。つまり送信3通分の大きさまでを一度に受信できる。
ツーカーに限り、「スカイメール・トリプル」対応機種では、3通分までの長いメールを一度に送信できる。受信は全スカイメール対応機で可能。
セキュリティ
セキュリティが考慮され、
PIN
という4桁の暗証番号が合わないと受信を拒否する設定も可能。
いわゆる
スパム
などのジャンクメールなどを拒否できたが、E-Mail経由では使いづらく、全く実用にならなかった。
速達
J-フォン同士での交信に
速達
という機能がある。「ホットライン」という
チャット
機能を利用した場合に主として使われる機能だが、メール送信でも利用可能(いくらか割高になる)。
回線混雑時でも優先的に送信される機能だと説明されていたが、通常の場合との速度差は全く不明であった。
メールアドレス
アドレスの形式は、サービス開始より様々な変遷を遂げることになる。
サービス開始時点でのアドレスは、
090xxxxxxxx.0@email.sky.tdp.ne.jp
という大変長いものだった(しかも、電話番号のあとには謎の ".0" が付いていた)。
J-フォングループへの統合を機に、J-フォン東京では1999(平成11)年11月12日03:00(
11日
@791)から、J-フォン関西では1999(平成11)年10月28日04:00(
27日
@833)から、
電話番号または任意の文字列@jp-*.ne.jp(*は会社ごとに違う英字一文字)
という形式に変更になった。また同時に、謎の ".0" も消えている。
他のJ-フォン各社も順次ドメインの変更を行ないjp-*.ne.jp形式に統一された。
さらにVodafoneとなり、2003(平成15)年11月11日に東日本エリア、11月13日に東海・西日本エリアでjp-*.ne.jpが*.vodafone.ne.jpに変更された。
2006(平成18)年10月1日にはVodafoneはソフトバンクモバイルになり、ドメインはsoftbank.ne.jpとなった。メールアドレス無変更の端末は元のままjp-*.ne.jpで維持され、アドレスを変更したユーザーや、新規登録ユーザーはsoftbank.ne.jpとなる。
再検索