CDP (USB BC)
読み:スィーディーピー
外語:CDP: Charging Downstream Port
USB BCにおける電源種類の一つで、ハンドシェイク方式。
概要
USBデータライン(D+とD-)を用いたハンドシェイクを実施してエニュメレーション(接続認識)を行なう方式。
二段階の手順にてCDPかどうかを認識する。
- D+ラインに0.6Vを出力し、D-ラインの電圧を計測する
- D-ラインの電圧が0.3V未満である場合は、SDPに接続されていると判断する
- D-ラインの電圧が0.3V以上0.8V未満である場合は、CDPまたはDCPに接続されていると判断する
- D-ラインに0.6Vを出力し、D+ラインの電圧を計測する
- D+ラインの電圧が0.3V未満である場合は、CDPに接続されていると判断する
- D+ラインの電圧が0.3V以上0.8V未満である場合は、DCPに接続されていると判断する
特徴
USBとしての通信をしなくても充電を可能とする仕様の一つで、充電に特化した装置を作りやすくすることを目的に、USB BCによって規定された。
USB BCでは最大1.5Aが供給できる。
但し実際のモバイルバッテリーやUSBで電源を出力するACアダプターのような製品は、より単純化されたDCPを用いていることが多い。
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