AppleDouble
読み:アップルダブル
外語:AppleDouble
MIMEによる、Macintoshのファイルを送信する方法の一つ。RFC 1740で標準化されている。
概要
Macintoshのファイルは、一つのファイル内に、
- ファイル情報を格納するヘッダー(通称マックバイナリ)
- アイコンなどの情報を格納するリソースフォーク
- 実際のデータであるデータフォーク
が混在している。
このうちデータフォーク以外の情報は、Mac OS以外では無用であるばかりかむしろ有害あり、この情報が含まれていると他のOSでは利用できないファイルになってしまう。
プラットフォームに依存しないインターネットにデータを流す場合、このリソースフォーク+ファイル情報とデータフォークを分割した上で、二つのファイルにして送信する方法と、データフォークだけを送る方法とが考えられる。このうち二つのファイルにして送信する方法がAppleDoubleである。
特徴
具体的にはMIMEマルチパートとし、multipart媒体型が使われる。
最も単純な、ファイルだけが送られる場合は、次の構成になる。
- multipart/appledouble
- application/applefile
- (実際のファイル)
文章に、ファイルが添付される形式の場合は、次の構成になる。
いずれの場合でも、添付ファイルはリソースフォーク(application/applefile)とデータフォーク(application/octet-stream等)に分割されている。
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