ACKパケット
読み:アック-パケット
外語:ACK packet
TCPのパケットで、ACKフラグを1にしたもの。
概要
TCPでは、受け取ったパケットに対して返信をする場合、そのパケットはACK番号を適切に更新した後、このビットを立てて(1にして)応答しなければならない。
受け取った合図は必ず相手に返さなければならないが、この合図は必ずしも(データサイズが0となる)合図専用のパケットである必要はない。相手に対して一般的な返信をするパケットで代用するのでも充分であり、このようなパケットが、ACK=1となるACKパケットである。
特徴
返信
TCPで通信を行なう際には、有効なACK番号がTCPヘッダーに格納されていることが求められるため、一部例外を除いて全てがACKパケットとなる。ACKを付けない、付けなくて良い例外は、次のパケットくらいしかない。
但し狭い意味では、あるパケットに対する返答のための、ACKフラグを立てたデータサイズが0であるTCPパケットをACKパケットと言う。
SYN+ACK
SYNパケットを受信した時にのみ用いる、ACKフラグと共にSYNフラグも1とした特殊なパケットをSYN+ACKという。
通信前の状態から、次のような状態遷移をもって、通信可能な状態へと遷移する。
- SYN
- SYN+ACK
- ACK
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