503i
読み:ごーまるさんアイ
外語:503i
NTTドコモの、800MHz帯PDC方式の携帯電話のシリーズ名。
iモードによる配信を利用したJava実行環境iアプリに対応した。まず先行して登場したのが富士通製のF503iとパナソニック製のP503iであり、両機種ともにサービス開始日の2001(平成13)年1月26日に発売された。
また、この機種より暗号化通信プロトコルSSL/TLSに対応し、クレジットカード番号なども安全に交換できるようになった。
元々F503iは1月の早い時期に発売予定だったが、バグのため発売が延期された。サービス開始日の発売には間にあわせたものの、その直後に大量の残存バグが確認されることとなる。但し、iアプリの動作機能としてはF端末の方が性能が良く、対するP端末より4〜6倍程度高速である。但しF503iは反射型STN液晶の表示が今ひとつ、JPEG表示未対応などの難点がある。一方のP503iは液晶表示が奇麗、JPEG表示可能な独自のWebブラウザー搭載などで人気があったが、独自であるため他メーカーのものと互換性に難があるなど、問題もいくつかあった。
同時展開中の210iシリーズにはあるDoPaパケット通信には対応していないが、全体的に210iより、連続待受時間が短く、重量・大型である代わり、液晶サイズは大きめでメールやiモード画面が見やすい、PlayStation接続ケーブルでiモード画面をテレビで見られる、などの特徴があった。
再検索