DT (X.25)
読み:ディーティー
外語:DT: DaTa
X.25で、データパケットのこと。
概要
X.25で、実際のデータの送受信をする場合、DTパケットを用いる。
DTE→DCE、DCE→DTE、双方向で用いられる。
なお、X.25においては、DTパケット以外のパケットは全て制御パケットである。
特徴
ヘッダー
モジュロ8の場合、パケットヘッダーは3オクテットである。3オクテット目のビット1(LSB)が0であるものが、DTパケットである。
- GFI/LCGN
- GFI (4ビット、ビット8〜5) ゼネラルフォーマット識別子
- LCGN (4ビット、ビット4〜1) 論理チャネルグループ番号
- LCN (8ビット、ビット8〜1) 論理チャネル番号
- パケットタイプ
- T (1ビット、ビット1) パケットタイプ識別子 (0=データ)
- P(S) (3ビット、ビット4〜2) 送信順序番号
- M (1ビット、ビット5) モアビット
- P(R) (3ビット、ビット8〜6) 受信順序番号
- I ユーザーデータフィールド(最大4096オクテット)
制御
P(S)とP(R)を用いてウィンドウフロー制御を行なう。
モジュロ8では送信、受信ともに各3ビットであるので、値は0〜7の範囲でラップアラウンドとなる。このとき、未確認のまま送信できる情報フレーム(Iフレーム)の数は7個までとなる。
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