DIRECTV JAPAN
読み:ディレクティーヴィー-ジャパン
外語:DIRECTV JAPAN

 かつてあった、株式会社ディレク・ティービーによるディジタルCS放送サービスのこと。
 現在はライバルだったSKY PerfecTV!(スカパー!)に吸収され、サービスを終了している。
目次

会社概要
 アメリカで成功しているDIRECTVの日本版で、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)…要するに TSUTAYA)や松下電器産業(現・パナソニック)などが資本参加していた。
 1997(平成9)年12月から放送開始し、会員数は1998(平成10)年末に23.1万人、1999(平成11)年末に38.7万人となった。しかしこれはライバルだったSKY PerfecTV!(PerfecTV!とJSkyBは1998(平成10)年に合併)に対し2割少々でしかなく、完敗を意味していた。

衛星など
 DIRECTV JapanはスーパーバードCを利用するため、衛星位置がBS放送や他のディジタルCSと大きく異なり、SKY PerfecTV!(誕生当時はPerfecTV!とJSkyB、以下同)やBSのアンテナとは共用が困難だった。
 またチューナーなども完全に独自のものが必要になるなどの点は、既に優位だったSKY PerfecTV!に対抗するには不利であり、垣根の高い放送局だったといえる。ちなみにこの製造メーカーには、資本参加の関係か、ソニーの名は無い。

終了と移行
 こうしてDIRECTV JAPANは2000(平成12)年9月末に終了することとなるが、この際郵政省(現在の総務省)は日本デジタル放送サービス(現在のスカイパーフェクト・コミュニケーションズ)に対し、DIRECTV JAPANの視聴者保護対策を要請した。
 その結果、DIRECTV JAPANの視聴者に対し、SKY PerfecTV!用チューナーの無料提供という対策をし、DIRECTV JAPANの視聴者をSKY PerfecTV!へとスムーズに移行させたのである。

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