BGP
読み:ビージーピー
外語:BGP: Border Gateway Protocol
ルーティングプロトコルの一つ。広範囲のルーティングに使われる通信プロトコルで、TCP/IPネットワークのルーター間で経路情報交換に使われる。
概要
主として、インターネットのバックボーンと呼ばれるようなネットワーク上で利用されている。
最新バージョンのBGP4は、RFC 1771で規定された後、RFC 4271で置き換えられた。
通信には179/tcpを用いる。
特徴
セッション
BGPには大別して、次の二種類のセッションがある。
- EBGP ‐ 異なるAS間で使われる
- IBGP ‐ BGPによってルーティングしている同一AS内にあるルーター同士の情報交換で使われる
クラスレス
元々IPアドレスには、ネットワークナンバーとホストナンバーを分けるための「クラス」という概念が存在した。
BGP4はクラスに依存しないルーティング(クラスレスルーティング)を実現している。
TCP
UDPではなく、(情報到達性の保証された)TCPを用いる。
このため経路情報は差分だけを送ればよく、インターネットの全経路の処理が可能であり、実際そのような目的で使われる。
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