4K2K
読み:よんけーにけー
外語:4K2K
テレビ受像機
などの製品において、4,000×2,000(1K=1,000)ピクセル前後以上の
画面解像度
を持った製品のこと。欧米では単に4Kと呼ぶことも多い。
目次
概要
特徴
製品
解像度
QFHD
ITU-R勧告 BT.2020
DCI
放送
概要
液晶ディスプレイ
や
PDP
など薄型テレビの高画質化の第一波は「
フルHD
」であったが、更なる高画質化として解像度の向上を図った第二波が4K2Kである。
面積(総画素数)としてフルHD(1,920×1,080)の4倍程度ある。現行放送でこれだけの画素数を持った物はなく、現時点では完全にオーバースペックな製品となるが、将来には普及するものと期待されている。
特徴
製品
価格が非常に高価になるため、登場し始めた頃は民生品はなかった。
しかし家電メーカー各社は徐々に4K2Kパネルの販売を始め、2012(平成24)年現在、高額ではあるが市販品を入手することが可能。
解像度
QFHD
解像度は、必ずしも4,000×2,000である必要はない。アスペクト比を考えると、このような製品は逆に不可能である。
最も現実的なものは、フルHDの縦横2倍、面積4倍となる
QFHD
(3,840×2,160ピクセル/829万画素)解像度の製品である。ITU-Rでは、これを「4K UHDTV」としている。
参考価格として、2009(平成21)年11月1日に発売されたソニーのQFHD解像度、10ビットパネルを搭載した56型液晶モニター「TRIMASTER SRM-L560」は、価格6,825,000円で、受注生産となっていた。
その後徐々に価格は下がり、2012(平成24)年現在、
東芝
の「55ZS5」などが実売価格75万円前後で存在する。
ITU-R勧告 BT.2020
ITU-R勧告 BT.2020では、
NHK
の開発した
8K4K
(7,680×4,320ピクセル@120fps)と共に、QFHDの4K2K(3,840×2,160ピクセル)も仕様に含められた。
ITU-Rは、
UHDTV
を二種類定義しており、4K2Kは「4K UHDTV」、8K4Kは「8K UHDTV」としている。
DCI
業界標準化団体のDigital Cinema Initiatives(DCI)による仕様では、4Kの解像度とフレームレートは4,096×2,160/24pと定義されている。
縦はQFHDと同じだが横が更に広い。アスペクト比は256:135(約17:9)という微妙なものとなっている。
放送
製品だけあってもソフトウェア(放送など)がなければ無意味である。
日本では、
MPEG-2
より圧縮率が高い
ITU-T H.264
(
MPEG-4 AVC
)を使い、QFHD(3,840×2,160/60P)の放送が計画されている。
また、実験として
8K4K
である8K UHDTV(7,680×4,320/60P)の解像度を用いた
スーパーハイビジョン
も計画されているとしている。
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