135kHz帯
読み:ひゃくさんじゅうごキロヘルツたい
外語:135kHz band
アマチュア無線に用いられる周波数帯域(アマチュアバンド)の一つ。波長は約2200m。
定義
- 電波帯域 ‐ 長波(LF)帯
- 指定周波数 ‐ 136.75kHz
- 周波数域 ‐ 135.7〜137.8kHz
- 利用条件 ‐ 4アマ以上 (つまり、すべてのアマチュア無線技士が利用可能)
概要
この帯域は長波である。
波長2km以上もの長波となれば、電波を出すこと自体困難極まる。「ちょっとでも電波が漏れ出るアンテナ」すら、そうおいそれと用意することはできないだろう。
冷静に考えれば、ダイポールアンテナで実現しようとした場合、半波長(λ/2)にするためには軽く1km程度の棒を用意しなければならないが、そんなことは現実的ではない。実際に運用する場合、スーパーラドアンテナと呼ばれるものを使用することになる。
特徴
条件
基本的にCW用で、占有周波数帯幅は100Hz以下に限るとしている。
当然、設備を用意したあと、電波を出す前にアマチュア無線局の開局をすることになるが、一括記載コード3LA(電波の型式A1A F1B F1D G1B G1Dが全部)で運用することになるのだろう。
135kHzの免許条件はEIRP(等価等方輻射電力)1Wである。但しこれは送信機の送信電力ではない。開局時に申請する送信機の送信電力を100Wと書こうが1kWと書こうが(場合によってはそれ以上?)、アンテナから輻射される輻射電力が1Wを超えないことが説明できれば問題なく申請がおりる。
どのようなアンテナを使うにせよ、個人が使えそうなアンテナなら、1アマの一般的な上限である1kWを入れてみたところでEIRPで1Wを達成することはおよそ不可能と言える。
一覧
各周波数は、次のように用いられている。
以下の使用区別は、電波法第61条、無線局運用規則第258条の2の規定に基づく、平成21年総務省告示第179号「無線局運用規則第二百五十八条の二の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」による。
- 135.7〜137.8kHz
- A1A、F1B、F1D、G1B、G1D ‐ CW、狭帯域データ
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