草 |
辞書:通信用語の基礎知識 通信俗語編 (CZYOGO) |
読み:くさ |
品詞:名詞 |
インターネットスラングの一つで、笑っているさま。「〜で草」。
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概要 |
古くは、笑っている状態の表現に「(笑い)」や「(笑)」などが使われていた。このためインターネット以前、草の根BBSの頃は「(笑)」や「(笑」、あるいは「(藁」といった表現が使われていた。
インターネットの時代、これがローマ字化されて(warai)や(w)となり、括弧が省かれてwとなる。
やがてwは重ねて使われるようになりwwwwwwのように草原と化した。ここから、wを草と呼ぶようになった。
以降、(笑)は完全に死語と化し、またwではなく「草」と書いて笑っているさまを表わすようにもなった。
特徴 |
由来 |
明確な初出は定かではないが、「真夏の夜の淫夢」を愛好する界隈、いわゆる淫夢厨がそれまで使われていた「w」という表現を嫌い、代わりに「草」と表現したのが始まりだとされている。
淫夢界隈ではホモとノンケ(モホで無い人)を明確に区別しようとしており、ノンケが「www」を使っているため、代わりに淫夢界隈では「草」という表現が流行した。
この由来から、「草」が淫夢語録に入るのかどうかについては時々議論にはなるが、淫夢の作中には登場しない。これはあくまでも淫夢厨の間で生まれた言葉である。これがなんJ→おんJと広まり、現在ではTwitterやMastodonなど他のSNSにも波及していて、淫夢など知らない人々も普通に使うようになっている。結果、ラノベや漫画などでも笑う表現として当り前のように「草」が登場するようになっている。
使用例と対訳 |
草w |
上述のように、ホモとノンケの区別のため「w」の代わりに「草」ができたため、両者を同時に使うのは良くないとされる。
つまり、「草wwww」「草不可避www」「草生えるwwww」といった表現は許されず、「草に草生やすな」と言われることがある。
派生表現 |
「草生える」などの表現や、大笑いしている状況を「大草原」などと表現したりもする。
より日常的には、一言「草」、あるいは「(自分の感想)で草」のような使われ方も多い。
笑いをこらえることができない状況は「草不可避」などと表現されるが、これは淫夢厨、なんJの用語として確固たる地位があるので、使用するかどうかは使用者の判断に委ねられるところである。
派生で「草ァ」という表現もあるが流行っていない。この更なる派生で「草草の草ァ」といった表現もある。
リンク |
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