国際化ドメイン名 |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術識別子編 (CTURI) |
読み:こくさいかドメインめい |
外語:IDN: Internationalized Domain Name |
品詞:名詞 |
ドメイン名に、従来の文字範囲(英大文字、数字、ハイフン)以外の言語文字を利用するための技術の総称。
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概要 |
従来 |
従来は、より正確には現在でも、ドメイン名として次の文字しか使うことができない。
しかしこの仕様だと、英語圏以外では不便と考えられた。そこで従来と互換性を保ちながら、多国語を利用する技術の開発が競われた。
国際化 |
現在のように仕様が固まる前は、「多国語ドメイン」「多言語ドメイン名」とも呼ばれた。
しかし仕様策定中の議論において、ドメイン名に導入するのは多種の文字だけで、地域化は不要という結論に至った。
例えば、漢字を使う地域はいくつかあるが、たまたま重複するものを言語で区別する必要はない、という結論になり、以降は国際化ドメイン名と呼ばれるようになった。
文字の範囲は、Unicodeにあるもので、漢字文字でもUnicodeで同じ番号が振られていれば、国が違っていても同じと扱う。これが多国語や多言語でない理由とされている。
技術 |
前提 |
英語以外の文字を利用するにしても、既に設置されたDNS自体は変更しないことが求められた。
実際に、i-DNSという、全く独自のDNSによる国際化ドメイン名に挑戦した企業i-dns社があったが、失敗に終わっている。
従って、従来のDNS自体は一切変更することなく多国語に対応するため、これらの文字を旧来のDNSで扱える範囲の文字に変換して処理する方法が取られた。
手法 |
この方法として、検討段階においては様々な方法が考案された。どれにおいても、従来のものとの区別と、重複防止のため、前あるいは後に特徴的な文字列を付与し、区別することにした。
実際には、次のようなものが提案されたことが確認されている(順不同)。
最終的にはPunycodeが採用されることになった。
特徴 |
こうして採用された国際化ドメイン名には、互換性重視のため、次のような特徴が生まれた。
リンク |
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