ナノセル |
辞書:通信用語の基礎知識 無線電話技術編 (WTELMT) |
読み:ナノセル |
外語:nano cell |
品詞:名詞 |
携帯電話やPHSなどで、小型の基地局(スモールセル)の一つ。
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概要 |
一つの基地局が受け持つ範囲を極めて狭く設計した基地局である。
マイクロセルのセルは数十メートルから数百メートル程度である。
マクロセルと比較すると電波が微弱となるため、境界付近や屋内では電波が届きにくく、通信しにくい状態が生じやすい。
そこで、これらの穴を埋めるために設置される、マイクロセルよりも更に小規模なエリアをカバーするための基地局が、ナノセルである。
特徴 |
ナノセルは、事業所程度の範囲をエリアとする基地局である。事業所の外に建てられた基地局が遠すぎて電波が届きにくい、といった場合に設置される。
日本では出力が10mW以下であり、総務省への登録だけで基地局が設置できるものを指す(一般には基地局の設置は免許制)。WILLCOMの企業内基地局のようなものがこれにあたる。
なお、家庭内など、より小規模向けの基地局は「フェムトセル」という。
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