テレビジョン文字多重放送 |
辞書:通信用語の基礎知識 無線・業務放送技術編 (WBCASTT) |
読み:テレビジョン-もじたじゅう-ほうそう |
品詞:名詞 |
テレビジョン放送において、垂直帰線消去期間(VBI)の一部を使いて文字データを送信し、受像機側で文字を多重放送する技術のこと。
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概要 |
アナログ放送では「標準テレビジョン文字多重放送に関する送信の標準方式」(昭和60年10月15日郵政省令第77号)で規定されている。
現在の地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)では、アナログ時代のような文字多重放送は廃止され、代わりに難聴者向けの字幕機能のみをリアルタイム字幕放送として実施している。
特徴 |
日本のアナログ放送では、データは垂直帰線消去期間(VBI)の14H(277H)、15H(278H)、16H(279H)、21H(284H)に重畳していた。
この時、データは走査線(日本のアナログ放送では525本)1本につき22バイト送信でき、それが1フレームで4本、秒間で60フレーム送信されるため、22×4×60で最大毎秒5,280バイト(42.240kbps)で送信可能である。
信号は二値NRZパルスで、振幅の定常値は映像信号のペデスタルレベルを0%、白レベルを100%としたとき、0は0%、1は70%としていた。
リンク |
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