シティフォン
読み:シティフォン
外語:Cityphone

 関東・関西圏での800MHz帯利用者急増により深刻になった回線混雑に対応するため、NTTドコモが中央(関東・甲信越)・東海の都市部でサービスを開始した1.5GHz帯のディジタル携帯電話サービスのこと。
 サービスを導入するにあたり、NTTドコモ中央・東海・関西がつけたブランド名が "シティフォン" で、NTTドコモ関西のブランド名は "シティオ" である。
 800MHz系端末よりエリアが狭く、中央・東海・関西でしか利用できない代わりに基本料や通話料などが安く設定された。一時期は端末の種類も多かったが、あまり人気が出ずに次々消滅。当然iモードとも無縁で、同じ1.5GHz系PDCのJ-フォン/ツーカーのライバルでは無かった。専用の端末としては15xシリーズが相当する。
 後に通常端末でも、20Xシリーズでは211i以降、50Xシリーズでは505i以降で800MHz/1.5GHzデュアルバンド対応となったことからシティフォン/シティオの存在価値はほぼ消滅、2004(平成16)年9月30日に新規申し込みを終了した。

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