ウォードライビング |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術安全編 (CTSEC) |
読み:ウォードライビング |
外語:war driving |
品詞:名詞 |
|
概要 |
ウォーダイアリングからの連想で、車を利用してあちこちを徘徊(ドライビング)してアクセスポイントを収集することからこの名がある。
クラッキングの手口の一つとして悪用されており、セキュリティで保護されていない(管理の甘い)無防備な無線LANルーターを見つけ、ここからネットワークに侵入してスパムの配信などの犯罪行為に悪用することを目的としている。
特徴 |
ウォードライビング自体は、単にアクセスポイントから送信される電波を確認し記録する行為に過ぎず、クラッキングや侵入などを含まない。このため日本でも法的には特に規制の対象とはなっていない。その結果得られた情報(アクセスポイントの一覧など)を公開する例もあるが、こういった情報は不正利用の温床となっており倫理的な問題はあるものの、こちらも現時点で法的な規制はない。
日本の場合、暗号化されたアクセスポイントへの侵入は違法行為となるが、暗号化されていないアクセスポイントへの接続は合法である。また、スパムの送信は日本でも犯罪だが、殆ど逮捕事例はない。ただ、犯罪予告などは厳しく対応されているため、侵入され犯罪予告などが書き込まれると、身に覚えがなくても警察に逮捕されたりすることがある(実際に発生して社会問題となった)ため、自身の身を守るためにも無線LANルーターのセキュリティについては注意を払うべきである。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |