〒 |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術用語編 (CTYOGO) |
読み:ゆうびんきごう |
品詞:慣用単漢字 |
日本で、郵便を表わす記号。かつてあった郵政省の前進、逓信省の「テ」が図案化された。
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概要 |
元々は、逓信省の「テイ」から、同じ音である、甲乙丙丁の「丁」の字を借用して「T」が採用されたことにちなむ。
ところが、Tは万国共通の郵便料金不足の記号だと判明し、後日、Tは「〒」の誤字だった、として訂正発表され、〒がお披露目されることとなった。
〒は一般に「郵便マーク」と呼ばれるが、JISではこれを「郵便記号」として称している。
特徴 |
普及 |
逓信省が郵政省になり、やがて郵便事業が民営化されてもなお、「〒」は用いられている。
〒は日本独自の記号であり、日本でしか使われていないが、世界でも通じてしまうのではないかと勘違いするくらい日本人は普通に使う。
旧日本である朝鮮に郵便という近代文明をもたらしたのは日本で、このため朝鮮でも〒が使われていたが、現在ではこれは日帝残滓として排斥、〒のパチモノのような〓を採用し使用するようになった。
派生 |
派生して、顔にした「〓」が登場。名称は不明である。さらに、これに手足をつけた「ナンバー君」なども登場した。
やがて郵便番号7桁化に伴い、キャンペーンキャラクターとして「ポストン」が登場した。顔の雰囲気は踏襲されているが、ポストンは〒のマークがベースではなく、つまり〒の派生キャラクターではなくなった。
特定無線設備の技術基準適合証明などで使われるマークである。
丸をベースに稲妻型とし電波を表わし、この中に〒が付けられている。
かつて、電取法で甲種電気用品とされた電気用品は通産省指定の検査機関で検査し、型式の認証を受けた上で、甲種のマークを付けることが義務付けられていた。
このマークは逆三角形▽の中に〒が描かれたものである。
現在は廃止され、PSEマークになった。
かつて、甲種以外の電気用品は、電取法で乙種電気用品とされ、メーカーが自主検査をしたのち甲種のマークを付けることが義務付けられていた。
このマークは丸の中に〒が描かれた「〒」である。
現在は廃止され、PSEマークになった。
リンク |
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