void
読み:ヴォイド
外語:void
C/C++
、
Java
、
C#
などの予約語の一つ。空虚、虚無、無効、何も無い、すっからかん。
目次
概要
特徴
戻り値の型
引数の型
void型ポインター
概要
Cのvoidは、
K&R
の時代にはなく、
ANSI C
から登場した。また、
void *
も同時に仕様に追加されている。
まだvoid *がなかったK&Rの時代は、型を決め打ちしない用途はchar *で代用されており、必要に応じて
型キャスト
されていた。
特徴
この予約語は、複数の使い方がある。
戻り値の型
C/C++/Java/C#では、関数/メソッドの戻り型として用いた場合、その関数/メソッドが値を返さないことを示す。
関数プロトタイプで用いた場合、その関数が
引数
を取らないことを示す。
引数の型
引数を書かない場合は、C++ではvoidと書いた場合と同じくその関数が引数を取らないことを示す。
しかしCでこのような表記を行なうと、引数のチェックを行なわないことを意味する。
void型ポインター
C/C++
のvoid型の
ポインター
void *
はANSI C以降で規定されており、あらゆるポインター型に代入可能な汎用のポインター型を表わす。
たとえば、
malloc(3)
が返すのは確保したメモリーブロックの先頭位置を表わすvoid *型である。これを、実際に解釈すべきポインターで受けて使う。
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