libc++
読み:ライブ-スィープラスプラス
外語:libc++
clang/LLVMで使われている、標準C++ライブラリ。
概要
GCC(G++)のライブラリはlibstdc++だが、これはGPLv3であり、GPL離れが加速する中、もはや採用することができない。
GPLv2ライセンスで提供されるものはGCC 4.2.1のlibstdc++までだが、いつまでもこれを採用し続けることも難しいのが現実である。
そこで新たに、BSDライセンスとほぼ同様のデュアルライセンス(University of Illinois/NCSA Open Source License)で標準C++ライブラリが作られることになった。
特徴
コンセプト
新規開発されるlibc++の特徴は次のとおりである。
由来
libc++のもともとの作者は、Appleの技術者Howard Hinnantである。
AppleはOS X開発という都合もあり、BSDライセンスでの標準C++ライブラリ提供が急務であった。そうして作られているライブラリである。
FreeBSDなどBSD系OSも同様の要求があることから、今後これらでもlibstdc++に代わって採用されていくものと思われる。
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