標準C++ライブラリ
読み:ひょうじゅんスィープラスプラス-ライブラリ
外語:Standard C++ Library

 C++の標準規格で定められたライブラリ
目次

概要
 様々な汎用的な処理として作られた、クラスメンバー変数を集めたものである。
 汎用的なコンテナーなどの処理を含むSTLを代表とし、他に文字列やストリーム機能、言語機能、数学処理などを持っている。

種類

特徴

STL
 STLという用語は、正式な定義はない。一般には、コンテナー、イテレーター(反復子)、アルゴリズムなどを含むと解釈されている。つまり、次のようなものがSTLである。

STL以外
 STLの他に、次のようなものが含まれている。

C++03
 C++03(ISO/IEC 14882:2003)で対応するもの。

C++11
 C++11(ISO/IEC 14882:2011)から新たに対応したもの。

標準Cライブラリ
 C++でも、標準Cライブラリは利用できる。
 従来の形式でも使えるが、そのままだとグローバル名前空間となるため都合が悪い。そこでC++では、標準C++ライブラリが所属する名前空間であるstdに配置するためのヘッダーファイルが用意される。
 具体的には、先頭にcを付けて後尾の.hを消す。例えば、stdio.hはcstdioになる。
 なお、C++11(ISO/IEC 14882:2011)からは、C99(ISO/IEC 9899:1999)のライブラリに対応した。

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