iso646.h
読み:アイエスオウろくよんろくドットエイチ
外語:iso646.h

 Cにおいて、ISO/IEC 646のようにCの記述に必要な文字集合を欠く文字コード環境向けの「代替つづり」用マクロを定義するヘッダーファイル。
目次

概要
 ISO-646が主流だった大昔は、Cを記述するのに必要な記号類の多くを欠く言語圏も存在した。現在においては、それらもISO/IEC 8859UTF-8に移行しており、問題はない。
 また日本でも、ISO-646の拡張がシフトJISではあるが、\が円マークに見える程度で殆ど支障がなく、つまりiso646.hを使う必要は全くない。

特徴
 このヘッダーファイルは、次の11種類のマクロを定義するものである。
 #define and &&
 #define and_eq &=
 #define bitand &
 #define bitor |
 #define compl ~
 #define not !
 #define not_eq !=
 #define or ||
 #define or_eq |=
 #define xor ^
 #define xor_eq ^=
 なお、ここでマクロ定義されるものはC++では予約語となっていることから、ヘッダーをincludeする必要がない。

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