XHTML 2.0
読み:エックスエイチティーエムエル-にーてんゼロ
外語:XHTML 2.0: Extensible HyperText Markup Language 2.0
ハイパーテクストを記述するマークアップ言語XHTMLのバージョン 2.0。
概要
XHTML 1.1から比較して更なるモジュール化が推し進められたが、過去のHTML、XHTMLからの互換性が低すぎる点が指摘されている。
2006(平成18)年7月26日付のワーキングドラフトが最新版だが、W3Cは2009(平成21)年7月2日に策定作業の中止を発表。これにより次世代のHTMLはHTML5が担うことになった。
特徴
XHTML 1.1からの変更点として、次のようなことが考えられていた。
- すべての物理要素の廃止。
- img要素の廃止(代わりにobject要素を利用)
- acronym要素の廃止(代わりにabbr要素を利用)
- q要素の廃止(代わりに新設されたquote要素を利用)
- quote要素の追加。
- 見出しつきリストを実現するためのnl要素とlabel要素の追加。
- レベルを持たない見出しを表わすh要素の追加。
- 章や節を表わすためのsection要素の追加。
- object要素制御のためのstandby要素の追加。
文書型宣言
ワーキングドラフトのまま開発が停止したため、公式な文書型宣言(DOCTYPE宣言)は用意されていない。正式版が提出されたあとの文書型宣言は以下のようになるはずであった。
- <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 2.0//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml2/DTD/xhtml2.dtd">
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