WBXML
読み:ダブリュービー-エックスエムエル
外語:WBXML: Wireless Binary XML
XMLをコンパイルし、コンパクトなバイナリ形式で扱うメタ言語である。
概要
モバイルデバイスで扱うため、データ量の削減を目的としてOMAによって開発された。これが、WAPで採用された。
XMLのバイナリ表現は様々なものが発案されているが、WBXMLはそのうちの一つである。
OMAのSyncMLでも採用されている他、WAPのマークアップ言語WMLの伝送もXBXMLで行なわれている。
特徴
文字符号化は、UTF-8かUTF-16を用いるが、必要に応じてISO-8859-1やShift_JISなどを用いることも可能。
全てのタグや内容の開始は1オクテットで表現され、トークンと呼ばれている。属性があるかのフラグ、内容があるかのフラグの2ビットがあり、それ以外の5ビットは要素を表わす番号である。
例えば文字列を表わすトークンの場合、その開始に続いて文字列を置き、NULで終端させる。NULの直後は次のトークンが続く。
つまり、内容の長さを表わす部分はなく、処理は順番に読み取り処理する、XMLと同様の方法で行なうことが可能。
要素の終わりは常にENDと呼ばれる1オクテットのトークンで、これは現在有効な要素の終了を表わす。従って、XMLでありがちな、開始タグと終了タグの不正な入れ子(<A><B></A></B>のような)は、原理的にありえない。
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