SyncML
読み:シンクエムエル
外語:SyncML: Synchronization Markup Language

 PDA携帯電話機といったモバイルデバイスのPIMデータを異機種間で相互に同期させるための共通仕様、および関連プロトコル。
目次

概要
 SyncMLは、モバイル通信関連の業界団体、OMAによって策定され、2000(平成12)年12月にSyncML 1.0が標準化された。
 当初はEricssonIBMLotusMotorolaNokia、Psion、Palm Computing、Starfish Softwareの9社が2000(平成12)年2月にワーキングブループを設立して策定を開始した。後にPanasonic、Symbianなども参加している。

特徴

用途
 SyncMLは同期プロトコルであり、携帯端末と、パーソナルコンピューター等をSyncMLに対応させることで、相互のデータの整合性を取る「データ同期」を実現する。
 具体的には、次のような情報の同期が想定される。

技術
 同期に用いる通信手段(物理層)に依存せず、USB、赤外線(IrDA)、Bluetooth、携帯電話機やPHSの通信機能等、様々な方法が利用できる。
 プロトコルには、XMLを応用した「WBXML」が使われている。

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