Vim
読み:ヴィーアイエム
外語:Vim: Vim IMproved
vi互換のテクストエディターとして開発された、スクリーンエディター。今やviクローンとして盤石の地位を築くに至った。
情報
- 使用途 ‐ テクストエディター
- 初代開発者 ‐ Bram Moolenaar
- 初版 ‐ 1991(平成3)年11月2日
- 最新版 ‐ 7.4 (2013(平成25)年8月10日)
- ライセンス ‐ GPL
概要
元々は、Bram MoolenaarによりAmiga用として開発されたことに端を発する。
viクローンとしては既にelvisなどが存在していたが、Vimは人気を獲得、20年を経た今も更新が続いており、現在においては唯一まともに使えるフリーのviクローンと言える。
とにかく多機能であるため、~/.vimrc をせっせと書き換えて「余計な機能」をoffにしながら使う人も多いらしい。
特徴
現状
Vimは起動したときに「VIM - Vi IMproved」と表示される。VIMが大文字で表示されているのが特徴と言えるが、ソフトウェア自体の名前はVimであるらしい。
最近のLinuxディストリビューションでは、最初からviの代わりとしてインストールされていることもある。
FreeBSDの場合は、BSDライセンスのviクローンであるnviが標準でインストールされている。
ディレクトリ構成
Linuxのディストリビューションで、標準でVimがインストールされている場合、概ね次のような構成になる。
- /usr/bin 以下に、/etc/alternatives/* へのシンボリックリンクがある
- /usr/bin/ex → /etc/alternatives/ex
- /usr/bin/rview → /etc/alternatives/rview
- /usr/bin/rvim → /etc/alternatives/rvim
- /usr/bin/vi → /etc/alternatives/vi
- /usr/bin/view → /etc/alternatives/view
- /usr/bin/vim → /etc/alternatives/vim
- /usr/bin/vimdiff → /etc/alternatives/vimdiff
- 上記 /etc/alternatives/* は、全て実体である /usr/bin/vim.basic へのシンボリックリンク
- また、/usr/bin/vim.tiny というコンパクト版もある
なお、ディストリビューションによっては vi のシンボリックリンク先が vim.tiny になるものもある。
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