VHS-C
読み:ヴィーエイチエススィー
外語:VHS-C

 VHSと同じ記録フォーマットかつテープ幅で、カセット自体を小さくしたもの。
目次

概要
 家庭用のビデオカメラで採用された。
 通常のVHSテープはカセットが大きすぎて、小型化が求められるカメラに搭載することができなかったため、小型化したテープとして登場したものである。

特徴

制限
 カセットが小型なので、格納できるテープ長の制限も厳しくなる。そのためテープの厚さを薄めて、その分格納テープ長を伸ばす努力がなされた。
 ノーマルな厚さ(20μm)のテープでは20分記録が出来る。
 T160相当の厚さで30分まで記録出来るものも発売され、更にT210相当の厚さのものを使用して40分まで記録可能なものもあった。これで3倍モード記録をすれば120分まで記録可能ということになる。

互換性
 カセット変換アダプターと呼ばれるものを使用すると、通常のVHSビデオデッキで再生することができる。しかし大抵はカメラ側で再生するため、アダプターはあまり使われることはなかった。
 であればVHS記録である優位性はあまり無く、この分野では8mm(Hi8)の方が優勢となった。

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