USB オーディオ クラス
読み:ユーエスビー-オーディオクラス
外語:USB Audio Class

 USBにおけるデバイスクラスの一つ。
目次

概要
 スピーカーマイクロフォンヘッドセット楽器など音響装置を接続するためのクラス。
 プロトコル内部では、Device DescriptorのbDeviceClassが0の時、Interface DescriptorのbInterfaceClassを1とすることでUSB オーディオ クラスであることを表わす。

特徴

1.0と2.0
 当初のものはUSB オーディオ クラス 1.0と呼ばれる。USBのフル・スピード(12Mbps)で動作するため、24bit/96kHzがデータ伝送速度から上限となっている。
 これに不満が出てきたこともあり、後にUSB 2.0のハイ・スピード(480Mbps)に対応した、USB オーディオ クラス 2.0が作られた。2.0では、24bit/192kHzなどにも対応する。

ディスクリプター
 1.0仕様では、次のようなディスクリプターがある。ディスクリプターは、オフセット1のbDescriptorTypeで識別される。クラス固有の情報などは、さらにオフセット2のbDescriptorSubtypeの各バイトで識別される。
 以下は全てではない。概略を示す。

スタンダードACインターフェイスディスクリプター

オーディオクラス
 ホストPCに、オーディオクラスのファンクションであることを通知するには、デバイスディスクリプターのbDeviceClassは0で、インターフェイスディスクリプターのbInterfaceClassフィールドを0x01とする。

サブクラス
 サブクラスは、制御、オーディオストリーミング、MIDIストリーミングの切り換えなどに使用している。
 オーディオクラス 1.0および2.0では次の4種類が定義される。
 2.0でも、1.0と同じである。

プロトコルコード
 プロトコルのバージョンは、bInterfaceProtocolフィールドで表わす。
 当初の1.0相当では、プロトコルコード欄は未使用で、0x00固定だった。
 2.0の場合、プロトコルコード欄を0x20とする。

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