UDI
読み:ユーディーアイ
外語:UDI: Uniform Driver Interface

 Intelが提唱する、デバイスドライバーを、あらゆるハードウェアオペレーティングシステム(OS)に対してポータブルとする技術の名。UNIXで共通的なインターフェイスフレームワーク(枠組み)を作るためのプロジェクト、及び、このプロジェクトで策定された仕様で、デバイスドライバーのソースコードの変更なしに、ハードウェアとOSでデバイスドライバーの移植が可能になり、デバイスドライバーの開発コストの低減、新デバイスの市場への投入加速などが期待される。
 従来は、ハードウェアのデバイスドライバーはOS毎に異なることが常識だった。OSが稼働しているマイクロプロセッサーが異なれば尚更である。すなわち、現在と異なるOSで使えるようにするにはドライバーの移植作業が必要になるが、開発コストや技術者不足等の問題もあり、普及している特定のOSのみしかドライバーが提供されないという弊害を産み出す結果となる。要するにMicrosoft Windows用のドライバーしか提供されないことが多いという現実が発生する。
 対応ハードウェアが少ないというのは、OSの普及に障害を来す第一要因であることから、Compaq、HP、IBM、NCR、SCOSun Microsystemsを始めとするUNIXシステムベンダーに加えて、Adaptec、Interphase Corporation、Lockheed Martinなどのベンダーが支持し、ドライバーの共通化が推進されている。
 既にLinux、SCO OpenServer、SCO UnixWare2、UnixWare7、HP-UXで同じデバイスドライバーが稼動可能となっており、今後さらに対応OSが増えると見られている。

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