RTF
読み:アーティーエフ
外語:RTF: Rich Text Format
ワードプロセッサーなどの装飾付き文書を、異なるアプリケーション間で交換することを目的として作られたフォーマット。MicrosoftやAldasなどにより開発された。
概要
文章のほか、フォント・色・大きさなどの装飾情報や、図形などのビットマップ情報などを、通常のテクストとして(7ビットコードだけで)格納することができる、ハイパーテクスト文書記述規格の一つである。
Windows 3.1/Windows 95ではこのRTF形式のファイルからヘルプコンパイラというソフトを使用しヘルプファイル(拡張子.HLP)を作成するので、プログラマーの中にはこの暗号のようなファイルを手書き出来る人が結構いた。
HTMLやXMLの普及に伴い、ヘルプファイルもそちらへのシフト傾向が強まり、影が薄くなっている。
特徴
日本語
全ては7ビットの文字だけで表現されるテクストファイルである。
日本語の場合はシフトJISで、これを16進数で表記する。例えば「あいう」は「\'82\'a0\'82\'a2\'82\'a4」のように出力されている。
版
RTFには次の版がある。
- RTF 1.0 ‐ 1992(平成4)年6月
- RTF 1.3 ‐ 不明 (Word 6の機能に対応)
- RTF 1.4 ‐ 不明 (Word 7/95の機能に対応)
- RTF 1.5 ‐ 1997(平成9)年4月 (Word 8/97の機能に対応)
- RTF 1.6 ‐ 1999(平成11)年5月 (Word 9/98 for Macintosh/2000の機能に対応)
- RTF 1.7 ‐ 2001(平成13)年8月 (Word 10/2002の機能に対応)
- RTF 1.8 ‐ 2004(平成16)年4月 (Word 11/2003の機能に対応)
- RTF 1.9 ‐ 不明
- RTF 1.9.1 ‐ 2008(平成20)年3月 (Word 12/2007の機能に対応)
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