RAID5
読み:レイドファイブ
外語:RAID5

 RAIDの一種で、ストライピング(ブロック)とパリティドライブ(分散)。
目次

概要
 RAID4までは、パリティに専用のディスクが割り当てられていたものを、別々のドライブに分散して記憶するようにしたもの。RAID4でのパフォーマンス低下を改善するために作られた。
 RAID6が登場するまでは、RAIDとして市場に出ている製品では最も一般的だった。

特徴

分散
 最低3台のハードディスクドライブで構成される。
 最低構成の場合、データはブロック単位で分割され、3台のハードディスクの決められた部分に書きこまれる。
 書き込まれたデータのパリティをハードディスクに書き込む(パリティは3台に分散して保存される)。
 よって、最低構成(ハードディスク3台)の時の容量はハードディスク2台分である。

機能と問題
 ディスクは、3台中1台までは、故障してもデータは保持される。
 故障復旧中はパリティの再生成のため残ったハードディスクがフル稼動するため、その負担は非常に大きい。このため、あるハードディスクを復旧する際、別のハードディスクが故障するという事例が続出した。
 近年はその問題が起こりにくい、RAID6を採用する例が増えている。

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