Mozilla (3)
読み:モジラ
外語:Mozilla

 Webブラウザーの一つ。「Mozilla」の第三義で、Geckoを用いたもの。
目次

概要
 1998(平成10)年3月、Netscape Communicationsは、Netscape Communicator 5.0のソースコードを公開した。
 これにより、多機能Webブラウザーのオープンソース開発の道が開かれた。
 このソフトウェアには、従来の社内コードネームからMozillaと命名され、mozilla.orgが設立された。

特徴

急展開
 しかし、これはあまりにもバグが酷かったため、改善は早々に断念された。
 かくして、実際にはCommunicatorのソースは殆ど使われておらず、レイアウトエンジンもGeckoとして新開発されたソフトウェアが、現在、単にMozillaと呼ばれるソフトウェアである。

その後
 Mozillaは、Webブラウザーや電子メールクライアントなどの機能が統合された、オールインワンのインターネット統合ソフトMozilla Suiteとして公開されていた。
 これは順調に改良された。ここで開発された技術を元に、Netscape Communications社は自社製品としてNetscape 6や7を作成し販売した。
 しかしMozilla FoundationはMozilla 1.7.13を最後にその後の開発継続の中止を表明した。
 以降はMozilla FirefoxMozilla Thunderbirdに注力することとした。こちらはオールインワンではなく、Webブラウザーと電子メールクライアントは別々となっている。
 Mozilla Suiteの開発は別団体に引き渡されることとなり、これは以降、SeaMonkeyとして開発が継続されることとなった。

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