Mozilla (1)
読み:モジラ
外語:Mozilla

 Webブラウザーの一つ。「Mozilla」の第一義。
目次

概要
 かつて、WebブラウザーのMosaicと戦うために産み出された怪獣。
 語源はMosaic+Godzilla(ゴジラ)で、当時の主流WebブラウザーMosaicを殺すためのMosaic Killerという意味があるとされる。但しこの語源に関しても諸説あるようだ。
 日本語表記は一般には「モジラ」、逸般人は「もじら」とひらがな表記する人が多かったようだ。

特徴

誕生
 これを語るには、WWWの黎明期まで遡る必要がある。
 時は1993(平成5)年、NCSAがMosaicというWebブラウザーを開発した。これはUNIXやその他OSで普及し、Webブラウザーの代名詞ともなった。これを販売することになったのはSpyglass社である。
 これに対するは、NCSAでMosaicを開発した開発者の一人Marc Andreessenと、SGIの創業者でJim Clarkが設立したMosaic Communications社(後のNetscape Communications社)だった。
 Mosaic Communications社はMosaicに対抗する新Webブラウザーを開発し、これにMosaicを打ち負かすものとなるよう、Mozillaという名を付けた、とするのが定説である。ただし、語源には諸説あるため、これが真実かどうかは誰にも分からない。

その後
 当初はこれを商品名にする予定ではあったが、この名称はビジネス向きではないという理由で、結局Netscpaeという別の名前を作り、これを社名と商品名に採用したのである。そしてMozillaは一連のソフトウェアの、社内でのコードネームとなった。
 一時は栄華を誇ったものの、これもやがてMicrosoftのInternet Explorerにより完敗を喫することとなる。

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