Mini PCI
読み:ミニ-ピースィーアイ
外語:Mini PCI
PCI規格の一つで、小型のPCIカード仕様の一つ。
概要
ノートパソコン向けの仕様で、PCI 2.2規格の付属書として1999(平成11)年にリリースされた。
ノートパソコンやドッキングステーション、PDAなど、小型化が要求される機器に、モデムやNIC等の周辺機器を内蔵させるために開発されたドータボードの標準仕様である。
これにより各種拡張機能を直接基板に実装する必要が無くなり、サードパーティーによる開発と提供が可能になる。また、デバイスドライバーなどは従来のPCI用のものが全く同じように利用できる。
特徴
目的
ノートパソコンやPDAへの通信機能の標準装備化を推進することを目的に開発された。
バスの仕様は通常の32ビットPCIそのものだが、小型に設計された3タイプ6種類のカードとコネクターを使用するため、通常のPCIカードと物理的な互換性はない。
サイズはPCカードの60%程度で、小型機器への実装が容易。
形状
カードは大きくType I、II、IIIにわかれ、それぞれにa/bがあり計6種類となる。aよりbが小さく、Type III、I、IIの順に大きい。
I/IIはスタッキングコネクター、IIIはカードエッジコネクターであり、IとIIIは外部とはケーブル接続、IIはカード上のコネクターで接続する。
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